永井宏先生のプロフィール(国立音楽大学HPより転載)
1953年、横浜に生まれる。両親にピアノの手ほどきを受けた後、石渡日出夫、属澄江両氏に師事。国立音楽大学器楽学科(ピアノ専攻)卒業、同大学院修士課程(器楽専攻)修了。
学部在学中に東京文化会館推薦音楽会に出演したのを皮切りに現在まで続くピアニストとしての活動は地味だが着実であり、その誠実な演奏に対して「心に染み通るような感銘の時間を共有できるピアニスト」(ムジカノーヴァ)との評価も得て、確実に聴衆を増やし続けている。
演奏活動前半(1980年代半ばまで)は室内楽、或いは歌手や合唱の伴奏ピアニストとしても全国各地のコンサートや放送などで活躍。一方、コレペティトゥアとして各種のオペラに関わることも多く、1979年二期会「夕鶴」訪中公演旅行では、副指揮者として重要な役割を果たした。また、この時期は地方オペラに携わる機会にも多く恵まれ「フィガロ」「魔笛」「ドン・ジョバンニ」「こうもり」「メリーウィドー」「ジャンニスキッキ」ほか、バロックから現代まで多数の作品を自身で指揮して、当時まだ地方都市で馴染みの薄かったオペラの発展に貢献した。
1980年代後半からは、活動をソロのピアノと指揮の2つに絞り、伴奏やアンサンブルピアニスト、コレペティトゥアの仕事からは遠ざかるものの、2台ピアノのリサイタルだけは隔年ではあるが定期的に続けている。
ピアニストとしての枠を自然に打ち壊して始まった指揮活動のレパートリーは管弦楽、オペラ、合唱作品など多岐に亘っており、特に「エリア」「パウロ」「第九」「天地創造」「ドイツレクイエム」など声楽付き管弦作品においては他の追随を許さない成果を挙げている。また「ロ短調ミサ」「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」「ハ短調ミサ」をはじめとする多数の宗教作品を得意のレパートリーとしている。
母校国立音楽大学においては最初はオペラ、そしてピアノ、合唱に27年間非常勤講師として関わってきたが、2007年、准教授として就職。新たな一歩を踏み出したところである。
2018年3月国立音楽大学教授退職。
神奈川県出身。ピアノを篠崎眞佐子、野村アキ、拜田正機、三木香代の各氏に師事。指揮法を永井宏に師事。国立音楽大学附属音楽高等学校音楽科を経て、同大音楽学部器楽学科ピアノ専攻を卒業後、同大大学院音楽研究科器楽専攻を修了。
在学中、学内選抜による演奏会をはじめとした様々な演奏会に出演。
2009年にはくにたちフィルハーモニカーと共演。同年、リサイタルを行う。
2003年より現在に至るまで、国立音楽大学室内合唱団Kammer-Chor、コンツェントゥス・ムジクス東京などのピアニストを務め、オラトリオやミサを中心とした様々な作品に親しむ。
音楽研究科在学中の2009年より、同大声楽専修による「国立音楽大学合唱団」のピアニストとして活動。同年、同大室内合唱団Kammer-Chorの副指揮者に就任。
2013年6月には、サントリーホール「レインボウ21」にて指揮者として出演。
現在、国立音楽大学室内合唱団Kammer-Chorピアニスト兼副指揮者。コンツェントゥス・ムジクス東京、オイレンシュピーゲル、立川市民オペラ各ピアニスト。国立音楽大学嘱託演奏員。
国立音楽大学音楽学部器楽学科、ピアノ専攻卒業。岩部能理子、駒沢とみ子、故アンリエット・ピュイグ・ロジェの諸氏に師事。卒業後、歌曲、オペラ伴奏を中心に、室内楽などアンサンブル奏者として多くのソリストと共演。1995年、ザルツブルグ・モーツァルテウムサマーアカデミーで伴奏助手を務め、ルドルフ・クノール、ノーマン・シュトラーの各氏に伴奏法を師事。
現在、国立音楽大学嘱託伴奏員、日本オペレッタ協会ピアニスト。練馬区民合唱団常任ピアニスト。(平成4年より)
宮城県常盤木学園高等学校音楽科及び、国立音楽大学声楽科卒業。声楽を瀬戸美子、清水明子、田島好一、吉澤祐江の各氏に師事。また、ドイツや日本において、Ch.d.ブロイン氏に師事し、リート解釈等の研鑽を積んでいる。第51回滝廉太郎記念音楽祭全日本高等学校声楽コンクール入賞。ヴィヴァルディ「グローリア」、バッハ「ロ短調ミサ」「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」、「カンタータ」「マニフィカート」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「ネルソン・ミサ」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、メンデルスゾーン「パウロ」、「ラウダ・シオン」他、数多くの宗教曲のソリストとして出演。ヴォイストレーナー、合唱指導者としても活躍している。プロ声楽&器楽アンサンブル【コンツェントゥス・ムジクス東京(C.M.T.)】団員。