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練馬区民合唱団20年のあゆみ
創立~第1回定期演奏会(平成元年~3年)
当合唱団は、練馬区の音楽文化の一層の発展と充実に貢献することを目的に、区が直接管理・運営する合唱団として平成2年3月に設立された。
組織、運営体制:団長 練馬区教育長、副団長 練馬公民館館長。事務局を練馬公民館に置き、専属の担当者が具体的な管理・運営を副団長、指揮者、関係機関と協議して進める。
合唱活動体制:常任指揮者 長井則文の下、常任ピアニスト、各パートに常任ヴォイストレーナーを配置。
団員の資格と義務:団員は区に在住、あるいは在勤者であること。団員の在籍期間は2年とし、引き続き在籍を希望する時は改めてオーディションを受ける。区の行事、催しには積極的に参加すること。
第1回定期演奏会:区および都の合唱祭など各種行事への出演を重ね、翌平成3年9月に第1回定演を開催した。
平成元年11月 練馬区担当者と指揮者(長井先生)による団結成に向けての協議開始
同 年12月 団員公募、オーディション実施:応募者570人余、入団者130人余
平成2年 1 月13日 結団式に向け練習開始
3 月11日 結団式、於 練馬公民館ホール
同 年 4 月22日 区民文化祭、春の合唱祭に出演、於 練馬公民館ホール
同 年10月27日 練馬区主催 シンポジウム「練馬の都市つくりを考える」にアトラクション出演
於 練馬文化センター大ホール:以降(文)と記す
同 年11月18日 区民文化祭、秋の合唱祭に出演(文):以降、春、秋の区の合唱祭に毎年出演する
平成3年 2 月 3日 第1回 練馬区民音楽祭(文)第1ステージ 「空・道・河」 第2ステージ 三つのドイツ民謡
1ステ、2ステ 指揮 長井則文 第3ステージ オラトリオ「メサイア」(G.ヘンデル)より11曲
指揮 小松一彦、オケ 練馬交響楽団、合唱指導 長井則文 一般公募者と共演
同 年 7 月 7 日 第46回 東京都合唱祭に出演、於 五反田 ゆうぽーとホール:以降、毎年出演する
同 年 9 月22日 第1回定期演奏会(文)
第1ステージ モーツアルトの合唱曲 (1)Kyrie (2)Ave verum corpus (3) Regina coeli
第2ステージ 混声合唱とピアノのためのオード「息づく日々」(湯山 昭)
第3ステージ 世界歌めぐり:各国の民謡などポピュラー曲 8曲
“幅広くいろいろなジャンルの曲を歌う”という指揮者の方針の下、以降、このような構成の3ステージの演奏会が練馬区民合唱団の定期演奏会のスタイルとなる。
団内態勢の強化~団員の固定化(平成3年~12年)
親睦会の発足:ハーモニーつくりには、まず百数十人の団員の心が一つになることが大切であるという趣旨で親睦会設立が企画された。会の目的を“団員相互の融和と演奏活動の充実向上を図る”とし、区の理解を得て平成4年6月活動をスタートした。翌平成5年には“親睦会報 VOICE and VOICE”を創刊し、団員相互のコミュニケーションのメディアとして今日に至っている。
在籍期間2年の撤廃:大多数の団員は継続を希望し、オーディションを受けて再入団しているという現実を踏まえ、また、団の演奏レベルの向上のためにも団員の固定化を図りたいという指揮者以下団員の願望も強く、区との話し合いの結果、平成10年4月以降、団員の在籍期間の制限が撤廃された。
ボランティア活動の開始:区から受けている恩恵を少しでも区民に還元すると同時に、合唱の楽しさを分かち合おうと特別養護老人ホームへの慰問活動を開始した(平成11年7月)。
平成4年 1月 7 日 “練馬区賀詞交換会” で「練馬区の歌」を開幕演奏(団員有志) 於 豊島園特設会場
同 年 1月15日 “成人の日の集い”で「練馬区の歌」を開幕演奏(団員有志) 於 豊島園特設会場
区の要請で両者共、毎年の恒例行事となる
同 年 3月20日 区民コンサート(文)1ステ:日本の抒情曲5曲 指揮 長井則文 2ステ:イタリアオペラ合唱曲「道化師ナブッコ」など4曲 指揮 荒谷俊治、オケ 練馬交響楽団、合唱指導 長井則文
同 年 6 月 1日 親睦会発足:会代表 & パートマネジャーで構成し、会計・親睦などの仕事を分担して担当
同 年 7 月 親睦会の企画で初のハイキング“長瀞 ライン下り”実施:以降、春・秋にハイキングが企画される
同 年 8 月 1日 “練馬区独立記念「一日区長」行事”で「練馬区の歌」「少年時代」を開幕演奏(団員有志) (文)
同 年11月 3日 第2回定期演奏会(文)1ステ:グノーの宗教合唱曲 2ステ:「回転木馬」(大中 恩)
3ステ:四季の歌めぐり:「冬は去りて」「バラが咲いた」「白いギター」「誰もいない海」など8曲
平成5年3月 親睦会にパートリーダーおよび会計・親睦・会報・愛唱曲集の各係を設け態勢を強化した
同 年7月31日 親睦会報VOICE and VOICE 第1号発行
同 年9月19日 第3回定期演奏会(文)1ステ:メンデルスゾーンの無伴奏合唱曲 「三つの民謡」「うぐいす」
「五月の歌」「おお-雲雀」 2ステ:「ひとりぼっちの夏」(平野淳一)
3ステ:「REQUIEM」(G.フォーレ)
平成6年 1月16日 親睦係の企画で新年懇親会開催:以降、適宜、納涼、忘年などの懇親会が催される
同 年3 月21日 区民コンサート(文)聖チェチーリアのための荘厳ミサ(C.グノー)、「テ・デウム」(G.ヘンデル)より「とこしえに得しめ給え」指揮 小松一彦、オケ 練馬交響楽団、合唱指導 長井則文
平成7年2 月12日 第4回定期演奏会(文)1ステ:シューマンの混声合唱曲3曲 2ステ:「海鳥の詩」(広瀬量平)
3ステ:女声合唱曲(清水脩)より「野葡萄」「出船」など3曲 4ステ:男声合唱曲(清水脩)より「月光」「秋とピエロ」など3曲 5ステ:楽しい合唱:「友だちのうた」など5曲
同 年10月 1 日 第5回定期演奏会(文)1ステ:「三つの秋のうた」(小山章三) 2ステ:「Missa brevis」
(W.A.モーツアルト) 3ステ:楽しい合唱:「七夕」「星に願いを」「瑠璃色の地球」など6曲
平成 9 年 2 月 9 日 第6回定期演奏会(文)1ステ:「三つの昇階唱」(A.ブルックナー)2ステ:「方舟」(木下牧子)
3ステ:楽しい合唱―愛を歌うー:「こんな夜には」「恋したら」「My Way」など7曲
同 年 8 月 1 日 “練馬区独立50周年の集い”で「練馬区の歌」を開幕演奏(団員有志) (文)
平成10年 3 月 8 日 第7回定期演奏会(文)1ステ:「Lauda Sion」(F.メンデルスゾーン) 2ステ:「マザーグースの5つの歌」(青島広志) 3ステ:色を歌う:「色とりどりのワルツ」「うぶ毛いろの雨」など7曲
同 年 4 月 1 日 平成10年度以降、団員の在籍期間2年制が撤廃される
平成11年 2 月 7 日 第8回定期演奏会(文)1ステ:「旅の途の風に」(佐藤敏直) 2ステ:「Manificat」(J.ラター)
より2曲、「Te Deum」(A.ドヴォルザーク) 3ステ:アラカルト:「メモリー」「瞳」など7曲
同 年 9 月10日 練馬区主催「平和祈念コンサート」に「練馬区の歌」を開幕演奏(団員有志) (文)
同 年12月 5 日 区民文化祭・秋の合唱祭、10年連続出演の表彰を受賞
平成12年 3 月12日 第9回定期演奏会(文)1ステ:「風が吹くと」(大橋美智子) 2ステ:「Messe e-moll」(A.ブルックナー)3ステ:スペインを舞台に:「10のスペイン民謡より」(萩久保和明)、オペラより3曲
同 年 7 月 2 日 東京都合唱祭、10年連続出演の表彰を受賞
同 年 7 月30日 団最初のボランティア活動実施、特別養護老人ホーム、光陽苑(西大泉)にて団員有志による
コンサート開催:以降、要請に応じ慰問活動を継続する
自主運営への移行準備(平成12年~14年)
財政難を背景に行財政改革の波が練馬区にも波及、平成12年8月に区より“練馬区民合唱団の自主運営化”が告知され、平成14年度からの実施に向けた準備作業に入る。
平成12年 9 月16日 自主運営準備委員会設置
平成13年 2 月11日 第10回定期演奏会(文)1ステ:「島よ」(大中恩) 2ステ:「美しきエレン」(M.ブルッフ)
3ステ:ロシアの歌:「収穫の歌」「暗き森にて」「ともしび」「アムール河の波」など6曲
同 年 3 月17日 練馬区民合唱団規約制定、団長の下に運営・技術委員会と全体役員会を設置
同 年 4 月 1 日 団規約が発効、選出した初代団長の下、自主運営移行への一歩を踏み出す
同 年10月 8 日 “健康都市練馬区宣言記念式典”で「練馬区の歌」を開幕、「瑠璃色の地球」など3曲を終幕演奏(文)
平成14年 2 月10日 第11回定期演奏会(文)1ステ:「心の四季」(高田三郎) 2ステ:宗教曲2曲
3ステ:アラカルト:「大地讃頌」「河口」など6曲 練馬区運営の団としての最後の演奏会
自主運営化以降(平成14年~ )
自主運営へ移行:平成14年度は、区の一部の優遇措置のみを残し自主運営へ移行。
活動幅の拡大と変化:平成15年度以降、予定通り完全自主運営による活動がスタートした。合宿の実施、他合唱団との共演、広く区外からも団員を公募するなど活動の幅を広げてきた。一方、区行事での演奏に単独出演することは辞退し、平成18年度以降、練馬区合唱連盟が主体となって傘下の合唱団に呼び掛け、広く有志を募ることとなった。
平成14年11月3~4日 自主合宿実施、団初めての軽井沢での合宿に52人の団員が参加した
平成15年 2月11日 第12回定期演奏会、於 文京シビック大ホール 1ステ:混声合唱のための「うた」(竹満徹)より4曲、「空に樹に・・・」(新実徳英) 2ステ:「Liebeslieder」(J.ブラームス)
3ステ:アメリカの歌:「黒人霊歌」2曲、「フォスターメドレー」など5曲 自主運営最初の定演
同 年 2 月11日 定演打上げおよびヴォイストレーナー4先生の送別の宴開催
同 年 4 月 1 日 団長以下新役員を選出、完全自主運営年度がスタート
同 年 9 月20~21日 第1回合宿実施、於“ごかばし”(埼玉県横瀬町):以降、原則年1回実施
同 年10月 団のホームページ開設
平成16年 2月11日 第13回定期演奏会(文)1ステ:「泉のアラベスク」(溝上日出夫) 2ステ:「Te Deum」(O.オルソン)3ステ:イタリアを歌う:「ホームソングメドレー」(源田俊一郎編曲)など6曲
平成17年 2月27日 第14回定期演奏会(文)1ステ:「海のディヴェルティメント」(新実徳英) 2ステ:「Messe G-dur」(F.シューベルト)3ステ:ドイツ・オーストリアを歌う:「山賊のギャロップ」「野ばら」など8曲
同 年12月25日 クリスマス・コンサート:全員&グループ出演、家族と共演など 於 練馬公民館ホール
平成18年 7月 2日 第15回記念定期演奏会(文)1ステ:「ホームソングメドレーイギリス編、日本編」(源田俊一郎編曲)2ステ:REQUIEM(W.A.モーツアルト) オケ 東京ニューシティ管弦楽団
同 年12月10日 宇都宮の「ザ・コーラス静輪」グループと初のジョイント・コンサート開催
於 宇都宮市文化会館大ホール
平成19年 2 月 4日 早春コンサート(文)1ステ:「ラシーヌ讃歌」、「旅」(佐藤真)よりなど7曲 2ステ:日本の抒情歌4曲
3ステ:華麗なハーモニー:「シプシー生活」、“トロヴァトーレ”より「鍛冶屋の合唱」など3曲
同日同場所で、団員の合唱以外での活動の成果を紹介する初のギャラリー展を開催
平成20年 2 月 2 日 第16回定期演奏会(文)1ステ:「六つの子守歌」(池辺晋一郎) 2ステ:「Gloria」(F.プーランク)
3ステ:ディズニー合唱曲集「ミッキーマウス・マーチ」など6曲;第2回ギャラリー展同時開催
平成21年 2 月15日 第17回定期演奏会withヴォーチェ・のべおか (文)
1ステ:「Advent-Motetten」(J.G.ラインベルガー)より4曲 2ステ:「詩篇115」(F.メンデルスゾーン)
3ステ:女声合唱組曲「若き日のうた」(長井則文)より5曲 ヴォーチェ・のべおか と共演
4ステ:世界のコーラス巡り: 練馬区民合唱団 9曲、ヴォーチェ・のべおか 7曲
同 年10月18日 区民文化祭・秋の合唱祭、20年連続出演の表彰を受賞
平成22年 2 月21日 創立20周年記念第18回定期演奏会(文)
1ステ:ジプシーの歌(J.ブラームス) 2ステ:四季を歌おう:春、夏、秋、冬 各2曲
3ステ:「Missa in Angustiis」(J.ハイドン)オケ 東京ニューシティ管弦楽団
平成23年2月13日 第19回定期演奏会(文)
1ステ:雨ニモマケズ(千原英喜) 2ステ:Gloria(ヴィバルディ)
3ステ:スクリーンミュージックを歌おう。
第一期常任指揮者長井則文先生逝去 平成23年4月11日
長井則文先生お別れの会主催 平成23年5月22日
新指揮者に永井宏先生就任
平成24年2月4日 第20回定期演奏会(文)
1ステ:Requiem(モーツアルト) 2ステ:長井則文先生を偲んで+ホームソングメロディー(源田俊一郎編曲版)